テニプリオタクへの階段を駆け上がる!!

ハマっちゃうんだなぁ、これが!

【漫画】テニスの王子様全42巻 読み終わった感想

 

私はアニメを先に全部視聴済みです。

どこがどう違うのか色々気にしながら原作漫画を読みました。アニメはかなり駆け抜けて視聴して記憶が朧なところもあったので、ちまちま漫画を読み進めて、こんなシーンあったかな…?と思う部分もちらほらありました。特に気になったシーンをもう一度アニメで確認した所、やっぱり違ったので、そういう部分を含めて、感想を書きたいと思います。

 

まず先に、テニスの王子様は、アニメを見るだけじゃもったいないなと思いました。アニメはたぶん途中で原作に追い付いちゃったりして色々オリジナル入れて工夫したりしてるのかなという話があって、それはそれで面白かったのですが、原作を読むと、みんなのそれぞれの試合の熱さが違うと思いました。また、作者様が絶対こだわってる作画がとても見応えありました。顔や、身体の動き、コマの切り取り方、カメラアングルみたいなところ(私は漫画の描き方は詳しくないので上手く説明できませんが)のセンスがすごくて、魅せ方が上手いんだなと感じました。

無印だけでも全42巻あるけど誰でもすぐ読み終わりそうです。スポーツだからか動きで魅せるカットが多いので文字量は多くなく、だから読み始めるとサクサク進みます。無駄がなく、サーッと場面が流れてく感じで、一度読むとページを進める手が止まりません。(逆に、何か探してるシーンあったらどんどんペラペラめくっても見逃すことがないくらい見開きの情報量が少なめです) 42巻の最後に作者が書いた小説が載ってて、それを読むとよくわかるのですが、本当に作者の頭の中のシーンをサーッと映像化しているイメージを受けました。たぶん、映画監督とかと一緒の脳をしているんだと思いました。(素人目)

 

次に、私が気になったアニメと漫画の試合の違いについて語りたいと思います。

 

以前、BEST GAMES!!の不二vs切原の試合についてのブログに、原作通りの展開をやったBEST GAMES!!の、よりカッコよかった不二先輩の素晴らしさを書いたのですが、全国大会準決勝vs白石の試合も、OVAより原作漫画の方が不二先輩の熱さが感じられて良かったです。OVAは、TVアニメよりも割りと忠実にやってる感じを受けていたのですが、漫画を見ると大事なシーンが違っていました。

 

不二よりも一歩上回る白石にリードされ、倒れるシーン。

OVAでは「じゃあ僕のテニスは…僕のテニスは何?勝利に執着できないみたいなんだ。天才だなんて言われてるけど、全国で通用するのか?本当の自分はどこに?更な高みがあるのなら…」と考える不二先輩。途中でトイレの洗い場の鏡に写る自分と向き合うカットがあり、私は最初休憩中なのかな?と思ってしまいました。でも、たぶんそれはイメージ映像で実際はコートに倒れてたんですけど、で、そこでリョーマに「本気でやってよ」と発破をかけられて、立ち上がります。

ここは、原作だと、倒れこむ不二の頭に浮かぶのが皆の声なんです。手塚や橘や竜崎先生、そして今までの自分が言ったセリフ。

 

そして、反撃開始するも、白石の方が優位に立ってて、「ようやったわ不二!」と放ったセリフの後、アニメの不二先輩は「絶対に負けるわけには、いかない!」とポイントを奪います。

ここが、原作だと、「このチームを全国優勝へ それがボクの願い!!」「だから絶対に負けられないんだ!!」と言ってます。

倒れた時頭に浮かぶ皆の声と、反撃時のセリフによって、原作の方がより不二先輩の青学への思いが感じられてとても好きです。

私は最初アニメを見た時に、不二先輩どうして青学が優勝するためにめっちゃ大事な場面なのに本気出してくれないんだろう?なんでそんなにうじうじ考えてるんだろう。最初から勝つつもりでやってよって思って、かなりもやもやしてました。その前のTVアニメのvs切原の時もあんまり不二先輩のカッコよさは印象に残ってなかったので、アニメを見終えた時点で不二先輩自体への思い入れはぶっちゃけ特にありませんでした。その後、BEST GAMES!!を見て、不二先輩ってこんなに熱かったっけ?と気になって、何度も見返すくらい大好きな試合になりました。

それなので今回違いを語った全国大会準決勝の試合も、不二先輩の青学への思いが感じられるセリフになっている原作がとても良かったです。少し違うだけで、受ける印象が変わるんだなと勉強になりました。(何の?)

でも、アニメは、不二先輩の声がカッコいいし動きがわかりやすく動画であることで試合がわかりやすいです。原作の感想を書く記事なので、必然的に原作を褒めてしまってますが、アニメ下げ原作上げをしたいわけではなくて、それぞれ良いところがあって、アニメも漫画もどちらもオススメです。

 

もう1つ、語りたいところが大石•菊丸の都大会関東大会決勝の試合。

これもアニメと原作がかなり違っていました。

アニメでは120話•121話で、菊丸のラケットの傾け方の癖を見抜かれて思うように試合が運ばず焦る菊丸と神経を逆撫でしてしまう大石がケンカみたいになってしまって、見ていた私はかなりもやもやしてました。またやってるよ!(確かその前にも何かケンカしてた)なんで大事な試合なのにケンカするんだ!?大石もいつものことだから、なだめ方工夫してよ!、と(笑)。

原作では、24巻にその試合が載ってて、菊丸のラケットの傾け方の癖は何も出てこず、試合開始早々、菊丸の頭にボールが当てられて救急車で運ばれそうになってました。そこで気絶しながらもゴールデンペア結成の回想シーンに入り、菊丸が気力で復活。その後も二人で力を合わせてピンチも乗り越えようと頑張る姿が熱い試合になっており、ケンカなんかしてませんでした(笑)

 

なぜアニメでは、あんな展開になったのか…。おそらく、菊丸の頭にボールがぶつかって運ばれそうになる過激な描写がスポーツアニメ的に良くなかったのだと思いました…(笑)不二vs切原も、原作では不二の頭にボールがぶつかるシーンがあって、そのせいかアニメはだいぶ改変されてました。

テニスの王子様って、もう20年以上前からの作品で、最近ハマった私としては、当時の倫理観と現代ではかなり差があるなと感じたのですが、それにしてもアニメ放送当時もこれはダメだろってなるくらいの描写だったんだな、と。でも、原作は過激な描写があるのですがその方が皮肉にも面白い(熱い)展開になっているのは確か。

ちなみに、この試合もBEST GAMES!!になってたので見返すと、原作に忠実なようにリメイクされてましたから、ファンの声が熱かったのかなと思いました。私は仁王の動きが面白かった印象しかなかったのですが、やっぱりTVアニメ版よりもリメイクの方が展開としては良いなと見返して思いました。

 

また、BEST GAMES!!みたいなリメイクを映画館でやってくれないかなと思います。具体的にどの試合が…とすぐ浮かばないとこが私がテニプリオタクとしてまだまだなとこです…。でも、新テニスの王子様のU-17W杯編で話数足りなくて出来てなかった試合とかあった気がしたのでそれが見たいです。

 

次の記事は、もっと細かく漫画の好きなシーンやコマをまとめようかと思ってます。時間かかりそうですが。

 

ちなみに、「テニプリオタクへの階段を駆け上がる!」と銘打ったこのブログ、前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。この期間、何もテニプリを浴びてなかったわけではなくて、原作漫画全巻(電子)を仕事の休憩中にちまちま読み進めてて、やっとこうして感想をまとめました。全然階段駆け上がってなくてタイトル詐欺なんですけど。「ゆっくりテニプリ履修日記」くらいが合ってますかね。日々の小さな感想はあるものの、ブログって何かまとまった内容を書くツールだろ、と思うと書くの難しいです。

 

あと、最近のテニプリの盛り上がりといえば、新テニミュのU-17W杯編決定っていうことです!びっくりしました。もうやるんだって。しかもQ•Pがいるじゃないですか。Q•Pは私がテニプリにハマるきっかけで、大好きなキャラなので、どんな感じになるのかすごく楽しみです。

また、来年アニメでもドイツ戦やるみたいなので、その放送もあるかと思うと、私の来年はテニプリで充実してそうでお金貯めとかなきゃいけないなと思ってます。来年推しを致死量浴びて死ぬんじゃないか…。

 

とりあえず、今後は新テニスの漫画をちまちま読み進めつつ、テニミュの一挙配信がたくさんあるのでそれを履修していきます。